2021-05-25

今回は供給元・ワクチンの特性と供給体制・入荷見込み等についてご報告いたします。
特に効果と副反応について、ワクチン選定の参考データー下記にまとめました。

  ファイザー モデルナ アストロゼネカ シノヴァ(中国)
分類 mRNA mRNA ウイルスベクター 不活化ワクチン
共同開発・製剤 独ビオンテック社 武田製薬(製剤) 第一三共(製剤)
契約数 9700万人分 2500万人分 6000万人分
入荷見込み アストロゼネカ血栓で不足気味 入荷確定 入荷見込みあるも,問題あり(*詳細別記)
接種体制 既に先行接種 防衛省接種引き当て 未定 入手容易・途上国向
備考     「スプートニク5」も同種  
*アストロゼネカの問題点

欧州連合(EU)は21日このワクチンを接種した後、血小板減少を伴う血栓症を発症した人には 2回目で同社製ワクチンを使ってはならないと勧告した。

デンマーク、ノルウエイは使用中止。カナダ、ドイツイギリス、フランスは年齢制限

若年、女性は発生度比較的多。

インドでは製造供給されていたが、現在は他国への供給を止めている。

日本の厚生労働省は使用条件を検討中で無条件の使用にはならない見込み。

以上を参考にされて、最適の選択をされるよう期待いたします。
このほか
接種場所
3種のワクチン
2回目の接種までの間隔、
ワクチンの保存・使用条件
窓口の乱立
等あり調整・デリバリーの困難さ、複雑な配分を簡単にする統一的ソフトウエアがまだ存在しない等のため、物が供給されても 接種が政府が描く予定通りに運ばない恐れがあります。家族総動員で要領よく早期の接種予定を獲得されるよう望みます。高齢者におかれましては、お子さんやお孫さんに遠慮なく頼んでください。

英国株(従来株の3~1.5倍)インド株(英国株の1.5倍)の驚異的感染力があることも考慮に入れてください。
くれぐれも、恣意的に作られた数字に一喜一憂し、惑わされないようご注意ください。

本日突然重要な報道がとび込んできました。
米国国務省から日本の感染状況から判断し、レベル4に指定し渡航中止を勧告したとのことです。
折も折、東京ではインド株のクラスターが発生したとのニュースもありました。

いずれにいたしましても高齢者は出来るだけ急いで接種の機会を捉えるべきです。


 

大学のOB会は60年来毎年開催されてきたそのつながりが今回のコロナ禍により無残にも断たれる危機に見舞われました。会の長老の大学名誉教授がこれを嘆き、問題提起しました。

せっかくできた会員のつながりをこのまま消滅させて良いものか?年齢的にも80代に差しかっている会員同士が病気にかかり、亡くなっていく現実を放置して、誰がいつ亡くなったかもわからず見舞いの言葉もかけられず絆が自然消滅するようなことは到底我慢できないと。

この問題提起を受けた私も教授の心配は尤もであり、何とかしなければと云う動機にたち動かされたのです。しかし障害はあまりにも大きく乗り越えることの困難さをひしひしと感じ取ったのです。

その困難な障害は一にも二にもコロナ禍でした。結論から言えばワクチン接種が終わって会員全員に中和抗体ができなければ老体を危険にさらすわけにはいかないのです。いつその時期が来るのか真剣に吟味する必要があるのです。

政府は七月一杯で高齢者のワクチン投与終わると云っている。果たして信用できるのか?。国内ワクチン総接種を見ると、医療従事者一回目終了者が346万人(全体の72%)同高齢者は91万(全体の2.5%)
医療従事者二回目終了者は166万人(全体の34%)同高齢者は6.8万(全体の1.8%)
以上は官邸HP発表の5月14日~16日現在の最新数値です。

医療従事者についてはソフトウエア」不備の修正のため用意されたワクチンがメーカーの指定使用期限をオーバーして廃棄物処理となった不手際が発覚している。

政府が用意した東京・大阪の自衛隊による集中接種については架空の番号で登録でき2重登録のチェックができないと云う不備が発覚し、モデルナ社の2回目の接種がスムースに行けるか心配されている。

船頭多くして船が陸に乗り上げる心配さえある。厚生労働省、総務省、内閣府、JOC、自衛隊、地方自治体などが接種事業にかかわり指揮命令系統が錯乱している。

総務省が関わり始めたのは首相の号令で、地方自治体に何としても7月で高齢者の接種が終わるよう指示され、自治体の財布を握る総務省が首長に直接圧力をかける事態となっている。
JOCは予定通り6月に選手の接種を進めるとして優先順位を全く無視した動きを示している。

このように当初予定していた優先順位を全く無視して次々と不十分な体制で突っ込んでいく姿は第2次大戦の軍部の姿に似ています。

私は以上の実態を知るにつけてわがクラブの年次会合がいつできるかは保証の限りではないのですが、今のところは10月の末か11月に入ってからと考えています。

会員の皆様にはそれまで十分に自己防衛に努められ、極力情報を集め身を護る努力をされるよう希望して、この駄文を捧げます。